生活が苦しい世帯に水道・下水道料金の減免制度がある
水道料金は自治体によって大きく違いがあることが知られています。2倍近く違うことはよく聞きますが、せめて同じ水なのですから、平均的な料金の都道府県に移り住みたいものです。
ただ、そんな水道料金ですが、生活困窮者を対象に減免制度があることは、意外に知らないのではないでしょうか。ただ、減免制度と言っても、自治体によって、これも開きがあります。ただ平均的には(口径にかかわらず)、2ヶ月につき2千円から1千数百円程度が減免され、これを上下両方について減らされるようですから、トータルでは3千円ほど減額になるところが多いと思います。
なお、個人で減免されるのは、先ほども言った通り、生活扶助(生活保護費)受給世帯、児童扶養手当受給世帯、高齢者世帯、障害者世帯、障害児世帯、生活支援給付受給世帯などです(生活支援給付受給世帯とは、中国残留邦人等の支援給付を受けている世帯です)。
しかし、上下水道料金が減免となるには、やはり自治体に体力がなければなりません。別の見方をすれば、上下水道料金が減免とならない自治体は、やや体力に欠けるという見方もできます。生活保護世帯などは、なんでもトータルで下げているのですから、上下水道まで減免はできないという見方もあるかもしれません。市が隣でも、水道料金がなぜここまで違うのでしょうか。たまに疑問に思います。
対象者 | 生活扶助(生活保護費)受給世帯や児童扶養手当受給世帯など、思うように生活できない世帯等 |
必要書類 | 扶助等の受給を証明する書類(保護開始決定通知書、受給証書等)、請求書や検針票等、印鑑など |
申請期限 | 随時 |
申請先 | 水道局の窓口(郵送も可) |