三年以内既卒者等採用定着コースは中退者にも雇用機会を広げている
特定求職者雇用開発助成金(三年以内既卒者等採用定着コース)は、以前は「三年以内既卒者等採用定着奨励金」と言われていたものですが、平成29年5月1日よりこの名称を変更しました。
特定求職者雇用開発助成金(三年以内既卒者等採用定着コース)は、既卒者等を新規学卒枠で初めて採用し、一定期間定着させた事業主に対して、助成金を支給する制度です。ここで言う既卒者等とは、学校等の既卒者以外にも中退者も含み、その応募機会を拡大するものです。
なお、助成金の支給要件として、【既卒者等コース】【高校中退者コース】共に、これまで「既卒者等を新卒枠で(高校中退者を高卒枠で)」雇い入れたことがないことが含まれていますので注意が必要です。
また、助成金は企業区分や対象者及び定着期間に応じ、各コース1名を上限とします。コースに対して複数名は認めていませんのでこの点も注意してください。
中小企業では、1年定着後、【既卒者等コース】が50万円、【高校中退者コース】は60万円が助成され、2年定着・3年定着後はそれぞれ10万円が助成されます。
(若者雇用促進法に基づく認定企業は、いずれも10万円が加算されます)
対象者 | ハローワーク、または民間の職業紹介事業者等の紹介により、特定求職者雇用開発助成金の「三年以内既卒者等採用定着コース」を利用する雇用保険の適用事業主。 |
必要書類 | 申請に必要な書類は管轄の労働局に確認してください(支給対象期ごとに、支給申請書に必要な書類を添え、管轄の労働局へ支給申請します)。 |
申請期限 | 支給対象期の末日の翌日から起算して2か月以内 |
申請先 | 都道府県労働局・ハローワーク |