最低6ヶ月辞めるときは残業代が多い月を狙え!?
受給資格を得ても、求職の申し込みをした日から起算して、通算して7日間の「待機期間」を経過しなければ基本手当がもらえません。また、自己都合で退職した人は、さらに3ヶ月の給付制限期間が設けられているので、基本手当を受け取れるのは3ヶ月と7日後となります。
手続きは始めたが、一体いくらもらえるのか?基本手当の額は、年齢+給料(直前の6ヶ月の賃金/180日)で決まります。賃金にはボーナスや退職金は含まれませんが、残業代や通勤定期代は含まれるので、辞める前に残業が多いとその分もらえる額も多いです。それで出た賃金日額のおおよそ4.5割から8割が基本手当の額になります。計算式は以下のとおり。賃金日額が少ない人には最低保障額があります。これは年齢に関係なく、1,840円(毎年8月1日に見直し)。
基本手当日額の計算式
賃金日額=会社を辞めた日の直前6ヶ月の賃金(ボーナス除く)÷180×
1. 5~0.8(賃金日額による※60~64歳は0.45~0.8)
基本手当日額の上限(会社を辞めたときの年齢別) | |||
30歳未満 | 6390円 | 60歳以上~65歳未満 | 6709円 |
30歳以上~45歳未満 | 7100円 | 45歳以上~60歳未満 | 7805円 |
年齢・賃金による基本手当日額 | ||
(1)離職時の年齢が30歳未満 | ||
賃金日額 | 給付率 | 基本手当日額 |
2300円~4600円 | 8割 | 1840円~3679円 |
4600円~1万1650円 | 8割~5割 | 3680円~5825円 |
1万1650円~1万2780円 | 5割 | 5825円~6390円 |
1万2780円~ | – | 6390円(上限額) |
(2)離職時の年齢が30歳以上45歳未満 | ||
賃金日額 | 給付率 | 基本手当日額 |
2300円~4600円 | 8割 | 1840円~3679円 |
4600円~1万1650円 | 8割~5割 | 3680円~5825円 |
1万1650円~1万4200円 | 5割 | 5825円~7100円 |
1万4200円~ | – | 7100円(上限額) |
(3)離職時の年齢が45歳以上60歳未満 | ||
賃金日額 | 給付率 | 基本手当日額 |
2300円~4600円 | 8割 | 1840円~3679円 |
4600円~1万1650円 | 8割~5割 | 3680円~5825円 |
1万1650円~1万5610円 | 5割 | 5825円~7805円 |
1万56100円~ | – | 7805円(上限額) |
(4)離職時の年齢が60歳以上65歳未満 | ||
賃金日額 | 給付率 | 基本手当日額 |
2300円~4600円 | 8割 | 1840円~3679円 |
4600円~1万0490円 | 8割~4.5割 | 3680円~4720円 |
1万0490円~1万4910円 | 4.5割 | 4720円~6709円 |
1万4910円~ | – | 6709円(上限額) |