身体障害者は自動車改造費も補助してもらえる
身体障害者は自分で運転するための自動車改造費も、身体障害者手帳を持っていると補助を受けられます。
とくに、公共交通が発達していない地方では、車の運転ができないと、仕事にも就けなくなってしまいます。若くして障害を負ってしまうと、長い後世を車なしで過ごさなければなりません。
もしもインターネットに強ければ、そこから収入を得て行くこともできますが、そうでなければ障害を負ったことで被るハンディの重さだけがのしかかってきます。その意味でも、自動車改造費補助は身体障害者が就労し、社会復帰を目指す上で、最も欠かせないものだとも言えるでしょう。
自動車改造費補助の助成金支給には、事前審査が必要となります。希望者は住所地の社会福祉課等で申請しましょう。
申請には改造に要する経費に係る業者の見積書や、改造着手前の車内状況がわかる写真などが必要です。また、所得税課税所得金額が確認できる書類が必要になる場合がありますので、こちらも確認しておく必要があるでしょう。
補助額は以下の通りで改造に要した経費の2分の1以内、10万円を限度します。
対象者 | 補助額 |
課税所得金額が特別障碍者手当所得制限額以下の方(障害の制限はありません) | 10万円を限度に要した額 |
上肢、下肢、体幹または移動機能障害1~3級で課税所得金額が特別障害者手当所得制限を超える方 | 5万円を限度に要した額の2分の1 |
★:平成25年度から、新たに支給対象としています。
対象者 | 身体障害者手帳を保持している方 |
必要書類 | 改造に要した業者の見積書、改造着手前の状況がわかる写真、自動車運転免許証、自動車検査証(新車の場合は助成金請求時に自動車検査証の写し)、所得税課税所得金額が確認できる書類 |
申請期限 | 随時 |
申請先 | 自治体の社会福祉課等 |